2011/03/31

ありがとうございました&これからもよろしくおねがいします



春が目をさましています。
山は色が変り、木ははじけ、渚には海藻の香りがたちこめています。
子供は叫び、大人は額の輝やく季節です。


昭和39年4月、開高健氏、山口瞳氏を中心としたサン・アドはこの一節からはじまる創立のことばを発表し、その歴史をスタートさせました。この新しい季節への期待と可能性を感じさせる文が、僕はとても気に入っています。

現在このような状況下ではありますが、この言葉を借りてひとつご報告をさせていただくことをご容赦ください。


本日、3月31日をもって、現在の会社を退職いたします。


WEBの経験しかなかった自分をコピーライターとして雇い入れ、様々なグラフィックの経験、海外プロモーションの経験をさせてくれる一方で、カンヌへの渡航や新規プロジェクト立ち上げを支援してくれた会社の懐の深さには、本当に感謝の思いでいっぱいです。


これからは、短いながらもこれまで培ってきた経験と、未来についての洞察をもとに、広くコミュニケーションの可能性を探求していく仕事を行っていきたいと考えております(詳細につきましては近いうちに改めてご報告ができるかと思います)。


これまで社内・社外の違い、職種の違いを超えて、ご指導いただいてきました皆様には、改めて心より御礼申し上げます。

これから先もさらに多くの方と出会い、意義あるプロジェクトに関わっていけるよう努力してまいりますので、ひきつづきご指導いただけますようお願いいたします。


これまで本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくおねがいします。



最後なりましたが、皆様にも素敵な春が訪れることを心より祈っております。


飯田 泰幸
twitter: http://twitter.com/eda0420
facebook: http://www.facebook.com/iida0420

2011/03/29

朝起きて、ふと…

午前4時12分、いつもよりだいぶ早く目が覚める。日に日に起きる時間が早くなっていることに自覚はあったが、ついに今朝は4時台に突入した。二度寝ももったいないので、ぼんやりしながらも朝の仕事を片付けていく。量はさほどない。もうほとんどの仕事は引き継いでしまった。

大半の仕事を片付け、時計に目をやると時刻は午前5時45分を指していた。さて、これからどうしたものか。そのとき、ふと「温泉にいこう」と思い立った。もうすぐ発表できるだろうけれど、4月からは新しいワークスタイルが始まる。最初のうちは時間はあるけれど、もしかしたらすぐに忙しくなるかもしれない。いまのうちにできることはやっておきたい。

手帳を開く。幸い今日の仕事は11時からオンラインで会議をするだけ。それはPCを持っていけば事足りる。有休は残り1日あり、上司からは消化しておけば?と言われている。

ということで、ひとまず東京駅へとむかう。


ちなみにこの温泉には会社の旅行で1度来たことがある。料理はおいしいし、部屋からは美しい山並みが一望できる。そして何より安い。

温泉には朝いちで電話をかける。平日なのでガラガラとのこと。そのまま手ぶらに近い状態で新幹線やら登山鉄道を乗り継ぎ、午前中のうちに温泉に辿り着いた。

早速、お風呂につからせていただく。心から、もとい芯から温まる。手足を伸ばしてお風呂に入るのは、本当に久しぶりだ。普段は長湯しないのに、のぼせるギリギリまで粘ってしまった。ちょっとフラフラになりながら、借りた浴衣に着替え、涼むために広い(そして誰もいない)ロビーでニュースを見ながら、PCを立ち上げ、こうやってブログを書いている。

冷たいコーヒーをもらい、席に戻ると、すでにニュース放送は終わっていて、春の選抜高校野球がはじまっていた。自分自身は高校野球ではなかったが、都合8年ほど選手をやってきたので、やはり野球を観るのは楽しい。特に高校生どうしの試合は技術だけではないところがある。感情もむきだしだし、何より爽やかだ。友情と努力。なんだか今の自分からは遠いもののように感じるが、選手時代の自分もわりと青春していたのだろうか。

そうしているうちに会議を告げる携帯電話が鳴る。話すこと、その結果落ち着くべき結論も既にみえている。たぶん30分もあればおわるはず。


会議は終了。約35分。時間も内容も、おおよそ予想どおりだった。コーヒーはすでに常温になっている。そういえば朝から何も食べていない。お腹もすいてきたので、宿内の食事処に入る。

前に来たときもそうだったが、山の上なのになぜか海のものが出される。某作家先生が鮨屋にいって叩かれたいうネットの記事を思い出し、「なんでやねん」とひとりツッコミを入れておいた。

風呂に入り、食事を済ませると、あとは特にすることもない。思いついてすぐの来てしまったので、仕事も終わり、ざっと情報も見た。ここに至ってなお、やれ誰それがどうなっただのといった話を聞く気にはなれない(特に業界だけの内輪話とか)。これ以上、PCに触り続けるのは不自然な気がして、もう一度風呂に入ることにする。

ロビーから見ていたも感じたことだが、日の動きによって山並みは刻々と変化していく。ふだんの温泉旅行で見る真っ暗な夜や朝景色とは、やはりどこか違う気がする。

湯につかりながら、自分のことを考えてみる。やってみて分かったことだが、これは難しい。他人はみえてしまうのに、自分はみえない。こいつは一体何者だ。高城剛氏のように自分と向き合えるようになるにはちょっと訓練が必要なようだ(あそこまで先鋭的になる必要もない気がするが)。

見えない部分が大きいと、あまり「こうしよう」というのが考えづらい。一方でやらなければ始まらないことは幸いにも提示されているので、まずはそこに力を注ごう、と自分に言い聞かせる。

ただ、これからの4月が、これまでの4月と同じにはならないはずだ。決められたレールから外れるための、決定的な選択を自らの意思で既に行ったのだから。

またもや、のぼせそうになりながら湯を出る。今度は浴衣ではなく、来た時の服装に着替える。なんとなく、このまま帰るのが惜しい気もしたが、短いからこそ非日常は楽しいのだから、と自分に言い聞かせて、温泉を後にする。

少し先にある高台に望む。アイデアは移動距離と比例する、なんて言葉もあったが、近視的な物の見方には限界があることは誰しもが感じているところではないだろうか。こんな少し離れるだけで、世界がガラッと変わるのに、東京を遠くから見ようとしてこなかったことが悔やまれる。


外を歩いていると、さすがに肌寒くなってきた。山間部は平野と違い、気温の変化が激しい。通勤時の服装でここまで来たことを、いまさらながら少し後悔しつつ、駅まで歩く。

駅のホームで鉄道電車をひとり待つ。今度は何人か友人と来るのもいいかもしれない。あまり大人数ではただの宴会になってしまうかもしれないが、気の置けない人たちと話し込むには、こういう場所は向いている気がする。日常で話すのと、旅の中で話すのはやはり違うだろう。

やっと登山鉄道が来た。ここには多少のことを気にする人はいないらしく、係員も何食わぬ顔だ。新幹線に乗り込む頃には、かなりの眠気に襲われる。自分の内側に巣食っていたモヤモヤも少しは晴れたか、充実感がある。ゆっくりと座席の背もたれを倒す。今夜はゆっくり眠ることでできそうだ。

2011/03/28

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ネットからすぐ募金できるサイトを集めたブログパーツを貼りました。

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また、ワンパクの阿部さんが中心となって行っている、


で「こども支援プロジェクト」がスタートされたとのことですので、ご紹介させてください。


僕自身、友人の多くが被災して、そこから「いま何を」をずっと迷ってきましたが、それでも、やれることから、やっていってみようと思います。